効率的にネイティブの発音に近づける6つ方法
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英語をネイティブの発音に近づける方法
「ネイティブのような発音」を習得する必要は必ずしもありません。発音には絶対的な正解はなく、個々で異なるものです。しかし、英語の音には仕組みがあり、英語を流暢に話すためには、文法や語彙だけでなく、「ネイティブがどのような音を使い、発音をしているのか」という知識が必要です。発音が正確であれば、コミュニケーションがスムーズになり、相手にも自信を持って話すことができます。では、英語の発音をネイティブに近づけるための方法はどのようなものがあるのでしょうか?
記事の要約
✅ 英語をネイティブに近づけるためには「英語の音の仕組みを理解する事」が近道。
✅ トレーニング方法としては「AIやアプリの活用」「仕組みを理解した上でのリスニングやシャドーイング」が有効的。
目次
AIの活用
ElevenLabsといったAIサービスを活用すると、自身の声でネイティブの様に英語を話している音声モデルの生成ができます。これにより自分の普段の英語の話し方とどう違うのかといった点が分かる様になるといったメリットがあります。注意点としては生成された音声は必ずしも自然ではないという点です。その為、真似をして練習する対象というよりかは、息の繋がり具合、区切る箇所、などを普段の自分の英語と比較するなどといった使用方法を推奨します。
発音矯正アプリの活用
エルサスピーク(Elsa Speak)などの発音矯正アプリやユーザーの発音を解析し、ネイティブとの差を示してくれます。これを参考に、日々の練習を積み重ねることが大切です。期間を設けて練習し、ビフォーアフターを記録するなどすると自身の成長も分かり、モチベーションにも繋がります。レッスンでプロのフィードバックを受けつつ、ご自身でのトレーニングとして外部のサービスを利用すると、とても効果的です。
リスニングの習慣化
ただがむしゃらにリスニングを行うのではなく、細かい発音のルールを意識する事で、リスニングの練習も効果的になります。そのため、英語の音の仕組みについての知識があると更に効果的です。例えば、特定の音やイントネーションやリズム、音の連結や省略を意識して聞き取るなどです。また、日本語とどう異なっているのかといった細かい点を意識すると、自身の発音を矯正する為のヒントを見つけやすいのでおすすめです。ネイティブの発音を繰り返し聞くことは、発音を自然に身につけるための基本です。映画、音楽、オーディオブック、ポッドキャストを日常的に聞くことで、リアルな発音に触れることができます。
発音関連の教材の利用
英語発音関連の教材やガイドは、発音に特化した説明が書いてあるものが多く、特定の音の作り方や舌の位置などを具体的に示してくれるので、発音の基礎を学ぶのにとても役に立ちます。しかし、文字や図のみで理解をすると、自己流のクセのある発音になる事が多い為、専門的な知識と実際の音も同時並行で学習すると、とても効果的です。
シャドーイングの実践
シャドーイングは、聞いた内容をすぐに真似する練習法です。これにより、ネイティブのリズムやイントネーションを真似ることができます。一つ注意したいのは、シャドーイングは上級者向けのトレーニングです。音の仕組みを理解せずにこれを行うと、速度のみを求めた練習や、自己流のクセが付きやすいので注意です。シャドーイングを行う際は、無理やり速度を合わせるような練習ではなく、どちらかというと息を切らずに発音できているかといった息遣いや発声に注意を払って行うと効率的でしょう。
言語の音の仕組みを理解すること
上記の方法はどれも有効な手段ではありますが、前提として英語の発音の仕組みを理解する事が第一ステップです。英語の音、発音にはルールがあります。どのような音があるのか、それぞれの発音方法はどのように行うのかといった知識を持つことが大切です。なぜなら、これらの知識を持たず、日本語の音を元に発音練習をしても英語の音を習得することはできないからです。
まとめ
英語の発音をネイティブに近づけるためには、英語という言語の音の仕組みやルールをまず元に理解し、それを元に行う日々の継続的な練習と実践が不可欠です。仕組みを理解したのちにAIサービス(ElevenLabs等)や発音矯正アプリ(ELSA Speak等)を活用して発音練習を習慣化したり、リスニングを習慣化することで耳を英語に慣らすといった方法がとても効果的です。当社は、まず初めに発音の仕組みを理解するという事がとても大切だと考えています。このステップを行わずに自己流の練習をすると、英語には存在しない音で発音するクセがついてしまうといったケースが多いためです。しっかりと発音の仕組みを理解し、継続的に練習をする事が長期的に見ても効率的な学習方法だと考えています。