フォニックスやコツより発音ルールの理解

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英語の発音における音のルールとは?

英語は日本語の音の仕組みが根本から異なり、存在する全ての音には仕組みがあります。本記事では、英語発音における音のルールを解説します。

英語は日本語の音の仕組みが根本から異なり、存在する全ての音には仕組みがあります。本記事では、英語発音における音のルールを解説します。

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記事の要約

✅ 存在する全ての英語の音にはルールがあります。
✅ リンキングやアクセントの置き方などにはルールがあります。
✅ ルールを理解してからの学習は非常に効率的です。
✅ 言語の音が根本から異なるため、日本語の音を元に英語の音を再現する事はほぼ不可能です。

目次

1. 日本語と異なる英語の音の仕組み
2. ルールを把握せず、進みますか?
3. 日本語の音だけでは限界がある。


  1. 日本語と異なる英語の音の仕組み

英語の音は日本語の音と根本的に仕組みが異なります。そして、存在する全ての英語の音には仕組みやルールがあります。まずはじめに、これらを理解することがとても大切です。

・ 日本語の音と何が違うのか?
・ どこで、どの様に音が作り出されるのか?
・ なぜこのようなリズムや抑揚になるのか?
・ なぜここが聞き取りにくいのか?

という本質・根源を理解する事で、英語レベルに関係なく、どなたでも自然な発音を習得する事が可能であり、リスニング力も自然と身につきます。本質を理解し、ルール通りに自分の声で話せば、英語はもうあなたのモノです。


  1. ルールを把握せず、進みますか?

どんな分野でも、基本的なルールを知ることが重要です。

スポーツにおいても、基本的なプレイや戦術を学ぶことで、実力が向上します。例えば、野球ならどのようなプレイが得点につながるのかを知っておくことは、試合での勝利に繋がるでしょう。

音楽なら「ドレミファソラシド」や「音の強弱」の理解、料理なら「調味料の役割」等を理解する事で品質の向上や趣味としての質も上がる事でしょう。

発音も同じです。「この音はどう作り出すのか」や「なぜこの様に聞こえるのか」という根本の知識を理解する事で、その後の英語学習に大きな変化をもたらすと信じています。


  1. 日本語の音だけでは限界がある。

図:英語の母音は21個あります。(当社の教え方)単体では10個以上あり、そのほとんどが日本語とは全く異なる音です。そのため、これらを日本語の「あいうえお」で再現する事は非常に難しい事です。


① 音が繋がると音声が変化する事があります。
② なぜtが聞こえない事があるのか、というのには理由があります。
③ アクセントの置く場所や置き方にはルールがあります。
④ 日本語のように音を切らず音が繋がる事がよくあります。
⑤ 強調したり感情をこめたい場合にもルールがあります。
その他:会話において、日本語とは全く異なる英語特有のリズムの取り方が存在します。
母音、子音の1つ1つの音の出し方に決まりがあり、日本語の音とは根本から異なります。

「正しい」や「間違い」を主張する訳ではありませんが、どれだけ「英語っぽく」工夫して話しても、日本語の音(カタカナや日本語的発声方法や発音方法)を参考にしているのであれば日本語的な発音のままです。

スピーキングにおいて必要な要素は様々ありますが、「言語を話せるようにする」ために最も効率的な方法は、まず初めにその言語の音の仕組みを理解する事が大切です。

まとめ

英語のスピーキングにおいて、音のルールの理解はとても重要です。また、英語の音にはルールがあり、日本語の音とは根本的に仕組みが異なります。日本語の音を参考にせず、言語学と音声学を元に英語の仕組みを理解すれば、英語レベルに関係なく、スピーキングにおいて顕著な効果が期待できます。

Core Scopesでは、世界水準の言語学・音声学を元に作成したオリジナルのカリキュラムを使い、
英語の1つ1つの音はもちろん、発声方法、息遣い、リズム、イントネーションや音声が変化するルールなど、英語で使われる「音」を全てゼロから論理的に学べる環境を提供しています。


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