【全26子音】英語の発音記号の一覧表と覚え方
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発音記号の一覧表と覚え方 (全子音)
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本記事の内容
子音の学習はおろそかにされがちですが、日本語の考え方と根本から異なるため、しっかりと理解する必要があります。本記事では子音というものを体系的に捉え、整理がしやすくなるようにするための情報を記載します。
英語の【全21母音】について記載している記事は 📝 こちら をご覧ください。
🚨 注意書
・本記事の情報は「子音の概念の可視化」と「効率的に覚える方法」に特化しています。英語発音指導という観点での情報の為、言語学で述べられていない事を含みます。
・「効率的に覚える方法」として「かな表記」を使用していますが、日本語の発音を推奨するものではありません。
・本記事の情報は北米英語、いわゆる「アメリカ英語」を対象にしています。
・子音の数や分類方法はCore Scopesが独自に定義づけたものです。正誤を主張するものではありません。
そもそも子音とは?
子音組織図
✅ 覚え方
① 子音は大きく分けて【有声音】と【無声音】の2種類に分類されます。
(細かく分類すると摩擦音などあるが、ここでは割愛)
🈶【有声音】= 喉が振動する音 (全母音 & 子音のb, d, g等)
🈚️【無声音】= 喉が振動しない音 (子音のp, t, k等)
② 有声音と無声音の中にはお互いが「ペアあり音」と「ペアなし音」が存在します。「ペアあり音」とは口の形や舌の位置が同じで、喉が振動するかしないかのみで区別する音の事です。(fとvなど)
各子音の簡易説明
🚨 全ての子音に共通する大切な事:
・全ての音には「発音方法」がある。
・「あいうえお」のような母音の音が入らない様に注意が必要。
(例:/b/を「ブッ」という音で発音しないようにする等)
✅ 【ペアあり音】
/k/, /g/: 上奥歯に下の後ろ側を当てた状態で口内気圧を高めて止める、または舌を弾く。
/f/, /v/: 上前歯と下唇を軽く当て、接触部分から優しく空気を送る。
/p/, /b/: 唇を閉じた状態で口内気圧を高めて止める、または唇を弾く。
/s/, /z/: 舌が上顎に当たらない状態で空気を送る。
/t/, /d/: 舌を上顎にあてた状態で口内気圧を高めて止める、または舌を弾く。
/tʃ/ (chの音), /dʒ/(jの音): 舌を上顎に当て、口内気圧を高めて舌を弾く。
/ʃ/ (shの音), /ʒ/ (ge等の音): 舌は上顎に当てず、優しく空気を送る。
/θ/, /ð/ (thの音): 上前歯と舌先を当てた状態で優しく空気を送る。(軽く舌を噛んでもOK)
✅ 【ペアなし音 - 有声音】
/l/: 舌先を上前歯にあてた状態で喉を振動させる。
/m/: 唇を閉じた状態で喉を振動させる。
/n/: (間違い注意) 舌先を上前歯の歯茎付近に当てた状態で止める、または舌を弾く。日本語の「ん」とは異なる場合が多いので注意。
/r/: 上奥歯のより喉方向に舌先を丸めるか、舌を弾いた状態で喉を振動させる。
/w/: 唇を軽くすぼめ、舌の後ろ側と上顎付近の間から空気を送る。「う」にならない様に注意。
/j/ (yの音): 舌の後ろ側を上顎付近に近づけ、狭めた状態で「い」の様な音を出す。
/ŋ/ (ngの音): 舌の後ろ側を上顎付近に当て、鼻から空気を送る。
✅ 【ペアなし音 - 無声音】
/h/: 「唇をすぼめずに」、完全脱力状態で喉から優しく息を送る。「ハ〜」といった母音が入った音にならない様に注意。
📚まとめ
子音は【有声音】と【無声音】の2種類に分類されます。
【有声音】= 喉が振動する音
【無声音】= 喉が振動しない音
子音には「ペアあり音」と「ペアなし音」が存在し、「ペアあり音」とは/s/・/z/や/t/・/d/といように口の形や舌の位置が同じで、喉が振動するかしないかで区別する音が存在します。
bedやbetのように日本語では有声音と無声音が区別されないことがありますが、英語ではしっかりと区別をする必要があるので注意です。子音1つ1つには発音の方法が定義づけられていますので、しっかりと押さえておきましょう。